別れさせ屋を使った人の話に興味がある人は多いでしょう。興味だけではなく、自分で使ってみたいという意思をもつ人もいるはずです。
実際にどのような流れで進むのか、これはケースバイケース。状況によっていろいろと違いがあるからです。その違いを知るのは、実際に成功した人や後悔した人のエピソードを知るのが一番の近道といえます。
本記事では別れさせ屋を使って『後悔した人』と『成功した人』の実話をそれぞれ2つずつ紹介します。
別れさせ屋の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
別れさせ屋を使って成功した人の実話
成功談①:初恋の相手には家庭があった
それまで全く恋愛もなく過ごしてきた私は、大学生でバイトを始めました。そこで出会った同僚に恋をしたのです。これが私の初恋でした。
話をすればするほど好きになっていくのがわかりましたが、相手には家庭があることがわかったのです。なにも不思議なことではありません。私よりも10歳上。家庭があり、落ち着いていたからこそ、好きになったのかもしれないと思ったのです。
ショックもありましたが、どうしてもあきらめきれません。ある日、ひょんなことから「別れさせ屋」という存在を知ったのです。
最初は半信半疑でした。そのようなものがうまくいくのか、そもそも騙されていないか考えてしまったからです。でも、あきらめきれない恋。藁をもすがる思いで頼んでみようと決心しました。
依頼すると、工作スタッフが相手の奥様へと接触を図り、そのまま好意を持たせることで別れ話を繰り出させるという流れでした。この時点で半信半疑です。本当にうまくいくものなのかと思ってしまうのも当然でしょう。
依頼してから3か月後。もうあきらめていた頃、同僚から離婚するかもしれないという話を聞いたのです。
その後、工作は成功したとの報告を受けました。本当に成功するのか不安でしたが、やってみるものだなと、自分で納得してしまったのです。
現在はゆっくりですが、お付き合いするようになり、将来のことも話し合うほどになっています。依頼したことに後悔はしていません。
成功談②:もう無理!別れたい主人
結婚して5年たち、折り合いが悪くなったことに気が付きました。毎日喧嘩ばかり。一緒にいる時間が苦痛に感じるようになったのです。共働きなのですが、夫が家にいると思うだけで帰るのも苦痛で、毎日気が重くなっていきました。
精神的にもつらい毎日で、夫には別れてほしいという話もしたのです。お互いのために離婚する選択を話したのですが、作っておいた離婚届はその場で破られてしまいました。もう話にもならなくなったとき、なんとかならないかとインターネットで調べていると「別れさせ屋」の存在を知ったのです。
依頼すると相談員の人とお話をする機会を得ました。離婚は双方が納得して承諾しないと難しく、離婚調停を使っても簡単にはいかないことを知ったのです。そこで、相談員があるプランを作ってくれました。
女性の相談員を派遣し、ちょっとしたことで夫と接点を持たせ、距離を縮めていくという話です。無理なく進めるため、時間はかかるということでした。
正直、本当にうまくいくか不安でしかなかったのです。でも、工作員の女性は、ゆっくりと夫に近づき、心理的に誘導して連絡先まで交換し始めたのを報告で知りました。
その後、二人で食事するなど距離はどんどん近づいたところで、二人でいるところの写真を私が撮ったのです。もちろん、予定は聞かされていましたので、偶然を装い写真に収めました。
その写真を突きつけ、浮気していると問い詰めましたが、当然否定。そのままではらちが明かないので、弁護士にもこの写真を持ち込んで相談し、結果的に離婚という流れになったのです。
費用として工作員のかたの慰謝料も必要となりました。かなり強硬的な手段を取ってくれたようで、別途費用が発生したのです。この費用も夫に支払ってもらった慰謝料で補填できたため、こちらの負担はほぼなしで終わりました。
夫はなにも気が付いていません。もちろん、その後は工作員の女性とも縁が切れているようです。
別れさせ屋を使って後悔した人の実話
失敗談①:少数精鋭の響きに騙された失敗だった
既婚者であった上司の男性を好きになりました。私は独身でしたが、どうしてもあきらめきれなくなり、別れさせ屋を使った人の話を聞いて、使ってみようと決心したのです。
地方都市なこともあって、近くにあった小さな事務所にお願いすることにしました。工作にかける人数は1人。少数精鋭ということを信頼して依頼したのです。
人数は関係ない。どのように対処するか作戦が重要だから。いろいろなアドバイスをもらったのですが、どこかに不安な感じを覚えていました。大丈夫かなと思いましたが、依頼すると後には引けません。次の日に着手金を支払い、成功報酬の約束をしたのです。
最初のうちはいろいろと報告が上がってきていましたが、3か月もたつとなにも来なくなりました。待てど暮らせどなんら変化が感じられない日々。時間ばかりがたち、あまりの不安感に駆られ担当者に連絡しました。
連絡を入れた次の日から、こんなにあったかと思うほど報告が上がってきました。ですが、どこか言い訳じみたものばかり。そこに尾行中の上司の奥様に車で逃げられたといった内容を見つけました。
私は知っていたんです。上司の奥様は免許も持っていない。だから、送り迎えなども面倒で仕方ないという話を。もちろん、奥様は車も持ってなんかいません。その時点で、自分は別れさせ屋に騙されていたのだと気が付きました。
そこから事実確認を求めました。しかし、「工作を進めている」の一点張りです。
私はもう無理だと悟りました。
解約することに決め、手続きをすることになりました。もちろん、成功報酬は払いませんでしたが、支払った着手金はあきらめるほかありません。いくら交渉しても返してくれるそぶりもなかったからです。これ以上交渉しても意味はないと、高い授業料を支払ったと後悔した瞬間でした。
その後、別のしっかりした経営をしているところを見つけ、改めて依頼しました。依頼から数か月後には、上司は離婚することになったのです。
分かったことは別れさせ屋という仕事がダメなのではありません。組織としてしっかりしたところじゃないとできないことなのだと知りました。人数もそれなりにかかります。経験もなければ情報も調べられないでしょう。そういった点までしっかりと調べていたら、後悔せずにうまくいったのにと思いました。
失敗談②:どこからばれたのか?それは自分だった
長年連れ添った妻と離婚したいと考えるようになってから数年たったとき、「別れさせ屋」の存在を知りました。別れさせ屋の話は親友とも呼べる友人が教えてくれたのですが、そこならうまくいくとの話だったのです。
その友人は実際に付き合っていた女性と別れるために使ったことを打ち明けてくれました。その話を信用して使うことを決心したのです。それほど離婚したい切実な思いがありました。
私に別の女性がいたというわけではありません。一緒に生活するのが苦痛だっただけなのです。だれでもあるような熟年離婚。本当に同じ空気を吸っているだけで気が重く、ひとりの生活をしたかっただけでした。ですが、離婚は決意したものの、どうしていいかもわからず。うまく切り出せなかっただけだったのです。
依頼すると、担当者と工作員の男性と会う機会ができました。そのときにくぎを刺されたのです。友人からの紹介でしたが、利用していることは一切口外しないこと。連絡もできる限り取らないこと。今回の契約書などは、全く関係のないところに保管することでした。友人に紹介してもらったということもあり、注意内容も納得して依頼することになったのです。
数か月すると、どうも妻の様子に変化が出てきていることに気が付きました。なにか後ろめたいことがあるような感じ。これはうまくいきはじめたかなと思ったのです。
そんなある日、紹介してくれた友人から連絡がありました。LINEでのやり取りだったのですが、別れさせ屋を使うことになったのかなど、いろいろ聞かれたのです。自分のスマホのLINEなので、なににも考えずに返信をしていました。ところが、これが後悔のもとだったのです。
妻は自分が風呂に入っているとき、常にスマホのチェックをしていました。もちろん、あとになって知ったことです。そこには友人とのやりとりが記録されており、別れさせ屋を依頼していることまで知られてしまいました。
そのあとは、転がり落ちるようなものです。すべて追及され、計画は露見。妻から離婚を切り出される結果とはなったものの、多額の慰謝料を請求されることとなりました。離婚はできましたが、そのダメージははるかに大きいものとなったのです。
忠告は覚えていたつもりでした。自分の行動からばれてしまう可能性も、さんざん教えてもらっていたのですが、後悔先に立たず。友人の連絡を恨みたかったですが、すべては自分の浅はかな行動が悪かったのだと思っています。
まとめ
別れさせ屋を使った人の実話を見ると、さまざまなことが見えてくるでしょう。成功した人の体験も重要ですが、使うなら失敗した人の後悔の部分を知るのが大切です。
別れさせ屋には、ある程度の組織力が必要になります。人数もかけなければいけません。経験も必要です。そうなると、小さな組織では厳しいことが見えてきます。
情報のリーク先に関しても、注意しなければいけないことがたくさんあるでしょう。特に危険なのは、依頼した自分にあることも見えてきました。
別れさせ屋を使った人の経験から、成功する事例はたくさんあります。使ってよかったなと思えるように、大事なポイントはしっかり理解してから依頼することが大切です。