別れさせ屋の利用を検討している方は、必ず本記事を読んでいただくことをおすすめします。
別れさせ屋は各社で調査・工作内容が不明確な点が多く、どうすれば失敗しないか困っている方も多くいらっしゃると思います。実はちょっとしたことで失敗と成功を大きく左右することもあります。
本記事では別れさせ屋で起こりがちな失敗例を6件紹介します。そのうえで失敗しないための別れさせ屋の選び方も紹介していますので、別れさせ屋の利用を検討している方は最後まで読んていただければと思います。
別れさせ屋を利用して失敗した方の実話
同僚の男性に恋をした相談者は、どうしても奥様と別れてほしいと考えました。何ら関係もなかった状態ですが、別れさせ屋のことを知り、依頼することに決めたました。
依頼を決めた別れさせ屋は、工作員は1名、事務担当が1名というとても少数で営んでいる別れさせ屋でした。「これで本当にできることなんだろうか」その不安も抱きながら、契約から支払いへと進めたのです。
2か月ほどたったある日、中間の報告書が上がってきました。その報告書には、『なかなか接触する機会がなかった。それもよく車で巻かれてしまっている』というような内容だったのです。
しかし、奥様は無免許。都内に住んでおり、通勤にも困らないことから車も持っていません。つまり、この報告書は嘘だということに気が付いたのです。
別れさせ屋に契約解除と返金を申し立てました。当たり前のことですが、どこか後ろめたさもありお金が返ってこなくても仕方がないと思っていたのです。ところが返ってきた返事は、費用がかかったので追加の支払いをしろという内容でした。
結果としてこれ以上関わるのも嫌になり、弁護士を挟み交渉することにしました。相手も弁護士が出てきたことで和解の選択を取るしかなくなったのです。
今回の実話では、依頼者は悪徳の別れさせ屋を選んだことが最大の失敗でした。実際にこのように悪徳な別れさせ屋は存在します。
対策としては個人で営んでいるような業者は選んではいけません。また、優良な別れさせ屋はホームページで調査内容や工作内容を詳しく掲載していることが多くあります。別れさせ屋を選ぶ際は慎重に選びましょう。
別れさせ屋を利用して失敗するケース
ここからは別れさせ屋で起こりがちな失敗例を6つ見ていきましょう。
失敗例1:尾行調査が発見される
別れさせ屋の失敗の中でも、原因として大きなものが尾行調査を見つかってしまうケースです。
尾行が発見されるパターンは、ターゲット本人が見つけるだけではありません。関係のない第三者が不審者として発見し、ターゲットに連絡するパターンがあります。これにより警戒感が高まり、発覚につながります。
状況判断を間違い発覚するケースもあります。どう考えても人通りがないところでの尾行を繰り返し、面が割れてしまう失敗例です。都心など人通りが多いところであれば、紛れ込めるかもしれません。地方で状況もわからず尾行を続け、発覚することもあります。
尾行調査で発見されてしまった場合、もう一度工作できるか、それとも不可能なのかを判断しなければいけません。特に調査データはしっかり見せてもらい、警戒心の状況なども把握する必要があるでしょう。
打ち合わせの段階から、こうした警戒に関する情報や対処方法を聞いておくことも必要です。警戒心の強いターゲットの場合には、特に注意しなければいけません。
失敗例2:成果が上がらず失敗
どんなに頑張っても、別れさせ屋は成果が上がらない可能性があります。
失敗例として、時間がかかりすぎて打ち切りにしたケースがあります。資金的な問題も当然出てきますが、予定よりもはるかに時間と費用がかかれば、失敗といわざるを得ません。
対象に動きがないために失敗するケースもあります。これは初めからわかっていることが大半です。そのうえで策を練っていくのが、別れさせ屋の仕事です。単に時間がかかっている、成果が上がらないという言葉で納得してはいけません。
基本的に調査ができない対象はいません。どんな形にせよ、調査はできます。調査できれば次の段階に行けるかの判断がつくわけです。つまり、なんら情報を得られないことはありえません。別れさせ屋としての行動と情報、結果を画像などその場の状況とともに報告してもらうことが、こうした失敗を防げます。
失敗例3:別れさせ屋がギブアップ
別れさせ屋自体が、案件の継続を放棄した失敗例です。「そんなことあるの?!」と思うかもしれませんが、意外とあるのが現実です。
「張り込みが難しく継続不可能」、「狭い環境で尾行できない」、「成果が得られそうもないから手を引くべき」といったものまであります。これらの状況をもう少し分析してみましょう。
別れさせ屋として、張り込みできないというのはありえません。方法はいくらでもあるからです。狭い環境で尾行できないのも技量不足によることを暴露しています。成果が得られないかは、スタートする時点である程度予測がつくものです。これは経験則から導き出されるため、尾行調査を始めてからできませんという話は、そもそもおかしいとなるでしょう。
経験豊富な別れさせ屋であれば、このような失敗例は生まれてきません。どのように対処するべきか、その方法や理論も確立しているからです。経験が少ない別れさせ屋に依頼すると、こうした部分で成功率が下がることが、この失敗例で見てとれます。
失敗例4:工作で警戒されて失敗するケース
別れさせ屋の仕事は、尾行調査だけではなく、実際に別れてもらうための工作にもかかっています。
ターゲットの警戒心が強く、工作が発覚する失敗例はよくあります。特に異性に対する警戒感の強さでうまくいかないケースです。接触してもうまくいかないこともあるかもしれません。
こうした失敗例は、どれもプランニングの段階でミスを生じています。ターゲットの特性は理解しているはずです。さらに細かな情報も得ているのにもかかわらず、失敗するのは別れさせ屋の経験不足によるものでしょう。
失敗例5:工作から関係構築で失敗するケース
別れさせ屋の工作は、対象者と接触して関係構築が必要となります。関係構築にもいろいろありますが、明確に道筋を作って挑まなければいけません。失敗例としてよくあるのは、『時間を取ってもらえない』、『人見知りが激しい』、『なかなか会ってもらえない』といったものがあります。
時間を取ってもらえないのも、会ってもらえないのも当然です。そんな簡単にいくわけがないだけで、関係構築を失敗したといっているのと変わりません。人見知りが激しい場合もありますが、それでもパートナーガいたわけですから、全く関係が取れないことはないでしょう。
この失敗例にあるのは、計画がとん挫しただけです。先を読まず、次の手も考えていなかった。だからこそ失敗したということです。
失敗例6:依頼者が原因で失敗するケース
失敗例として、別れさせ屋に依頼した側に原因がある場合もあります。いくつか事例がありますが、ほとんどは不注意のレベルです。
依頼者が別れさせ屋と接触したことが発覚するのは、最も注意しなければいけないことでしょう。
『接触しているところを見られる』、『スマホの履歴を見られる』、『別れさせ屋と交わした契約書を見られる』といった失敗も実際に起こっています。イージーミスのような失敗ですが、別れさせ屋を利用するうえで致命的な失敗になりかねません。
連絡方法などは十分注意しましょう。
書類も預ける場所を決め、自宅など見つかる可能性がある場所にはおかなければ発覚しません。メールなど連絡も、スマホに履歴が残らない方法などを考えましょう。
失敗しないための別れさせ屋の選び方4選
別れさせ屋を選ぶときに大事なポイントが4つあります。このポイントを抑えておくだけでもかなり違いがあるので覚えておきましょう。
自分にはどの料金プランが合ってるか選ぶ
別れさせ屋には、さまざまなプランが用意されています。実働回数や契約期間、完全報酬プランなどが一般的ですが、別れさせ屋によっては、特別な名前を付けて区別していることもあるので、内容を良く把握しなければいけません。
自分の目的とプランが一致しているかの判断も重要です。自分に合っていないと、余計な出費を強いられるかもしれません。よく相談し、どのプランが適しているか判断することも大切です。
プラン | おすすめ度 | 成功報酬 | 期間 | 実働回数 |
---|---|---|---|---|
期間契約プラン | A | 必要 | 縛りあり | 無制限 |
実働回数プラン | B | 必要 | 無期限 | 制限あり |
完全成果報酬プラン | C | 必要 | 無期限 | 無制限 |
お試し工作ができる別れさせ屋を選ぶ
別れさせ屋に依頼するとき、かなりの出費が伴います。いきなりスタートするには、不安も感じられるのは当然です。費用を支払うとしてもお互いのことはよく知らず、信用していいか悩みます。
納得して依頼できるよう、お試し工作やプランを持っている別れさせ屋も増えてきました。お試しができるなら、別れさせ屋がとる手法もわかります。信頼関係の構築にも寄与するでしょう。大事なきっかけとなるため、お試し工作の有無の確認が大切です。
調査報告書
写真もしくは動画付きで調査内容を報告してくれる
担当者との相性
担当者とは素早く連絡ができる
依頼者に寄り添った対応をしてくれる
契約書
契約内容は妥当であるか
追加請求
契約内容以外で追加請求はなかった
会社の実態があるか確認する
別れさせ屋は、探偵社が行うサービスです。これは、探偵業の業務の適正化に関する法律によって規制されているからです。探偵業を営もうと考えた場合、営業日の前日に都道府県公安委員会に所轄警察署長を経由して営業の提出をする必要があります。
つまり、実態がある探偵社なら、届け出がされていなければいけません。届け出をすると、探偵業届出証明書が交付されます。これを確認すれば、実態があるかわかる仕組みです。
もうひとつ大事なことは、だれかに名義を貸すことを禁止しています。だれかが探偵業の交付をうけ、名義だけを借りて営業などはしてはなりません。
実態のある探偵社の場合、契約する場合に必ず書面の交付をします。重要事項の説明義務もありますので、この辺りで判断も可能です。
- Googleマップで事務所の所在があるか確認
- 探偵業届出証明書番号がホームページに掲載されている
- ホームページに活動内容のリアルな写真が掲載されている
実績を確認する
一番難しい条件はこの実績です。別れさせ屋という性格上、はっきりとした実績の公表はしません。失敗例のようなものは調べると出てきますが、特定の別れさせ屋の実績を確認するのは、とても難しいといえます。
手掛かりになるのは、口コミ情報です。これらの情報を集めてくるだけでも、ある程度の実績の確認ができます。
もちろん、別れさせ屋に直接聞くのも方法です。ある程度の開示はしてくれますので、口コミ情報と突き合わせてみるだけでも信頼性を確認できます。
まとめ
別れさせ屋の失敗例は、どれも基本的に防げる内容です。それでも、成功確率は70%程度にしかなりません。この数字から、別れさせ屋選びが大きな影響を与えることがわかります。
別れさせ屋も認知が進み、さまざまな探偵社が行うようになりました。しかし、人の心理の影響を受ける以上、経験がなければうまくいきません。ただ情報を集めるだけの依頼ではないからです。
別れさせ屋を選んだ段階で、失敗の確率は決まってきます。本当に依頼していい相手か、間違った判断をしないようにしていきましょう。