- マッチングアプリで年齢詐称していいの?
- 実年齢で登録しても全然マッチングできない…
マッチングアプリを利用していて、このような悩みや疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
あるいは今まさに「この人本当に〇〇歳なのかな…?」と疑っている方もいるかもしれません。
消費者庁によると、利用者の約20%が年齢や職業などプロフィールを詐称された経験があるとのことです。
今回は、マッチングアプリで年齢詐称はできるのか、またサバを読む理由や年齢詐称の見抜き方について解説します。
マッチングアプリで年齢を誤魔化したいと思っている方、相手が年齢詐称していると疑っている方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
※この記事にはプロモーションが含まれています。
マッチングアプリで年齢詐称は可能なの?
そもそもマッチングアプリで年齢詐称は可能なんでしょうか。
結論から言えば、ほぼ不可能です。
その理由を解説していきます。
最近のアプリは審査が厳しい
一昔前のマッチングアプリは審査が甘く、クレジットカードのみでも年齢確認が可能だったので、簡単に年齢を詐称する方法はありました。
しかし、近年は公的証明書の提出が必要で、本人確認がとても厳しくなっています。
提出した身分証とプロフィールに登録した内容を照らし合わせて、本人確認を行っているのです。
具体的には
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
などが代表的で、他にもアプリによっては学生証や社員証などでも年齢確認が可能な場合もあります。
さらに、リアルタイムで撮影した写真しかアップロードできない仕様になっているアプリもあります。
提出できるのは本人確認時にマッチングアプリ内で撮影したもののみで、加工などの可能性がある写真はアップロードできないわけですね。
実際に私が「ペアーズ」に登録した際も2段階認証が必要でした。
まず身分証をリアルタイム撮影し、提出したあと、再度写真付きの身分証と実際の顔写真を提出し、照合による審査が行われました。
合計で30分ほどかかりましたが、それだけ念入りに審査していることが見て取れます。
一例として「ペアーズ」では以下の様に定められています。
以下の場合は、本人確認書類が正しくても年齢の確認ができません。
- 18歳未満である
- 登録した性別と異なっている
- 自分以外の本人確認書類である
- Pairsに登録できない条件を含んでいる
一応、年齢確認が必要になるのは基本的にメッセージでやりとりをする際なので、登録時の生年月日は自由に入力できますが、年齢確認前にマッチングした相手には、年齢確認後に年齢詐称がバレてしまいます。
また、Facebook連携に対応しているマッチングアプリの場合、年齢確認後にFacebookの年齢を変更すればアプリ内でも年齢変更ができそうですが、変わるのはFacebookの年齢だけです。
年齢確認が法律で定められている
実はマッチングアプリ(インターネット異性紹介事業)には、「出会い系サイト規制法」(「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」)で運営側が利用者に年齢確認をすることが義務付けられています。
18歳未満の少年少女を、児童買春やその他犯罪から守るために年齢確認があるわけです。
国が「18歳未満の人はマッチングアプリを利用できない」と決めているんですね。
- インターネット異性紹介事業を利用する者の運転免許証、国民健康保険被保険者証その他の年齢又は生年月日を証する書面のうち、以下に係る部分について提示、写しの送付又は画像の送信を受けること。
- 年齢または生年月日
- 書面の名称
- 書面の発行・発給者の名称
- クレジットカードでの支払いなど児童が通常利用できない方法に よって料金を支払う旨の同意を得ること。
裏を返せば、年齢確認のないマッチングアプリを利用しているのであれば、それは違法アプリの可能性が高いです。
年齢確認がない・甘いアプリは相手が年齢を詐称している可能性が高いだけでなく、業者や美人局・ヤリモクなども多いので、今すぐ下で紹介しているような大手アプリへの移行をオススメします。
方法がないわけではない
一方で、「ほぼ」不可能と言ったのは、「兄弟や友人に身分証を借りる」「生年月日を加工し身分証を書き換える」などの方法で審査を通過できる可能性はあるからです。
アプリ側も目視と機械による審査なので、兄弟など自分とよく似た人の身分証であれば、見分けがつきにくいというのが現状です。
リアルタイム撮影に関しても、身分証の写真を加工、プリントしたものを再び撮影するなどの方法で通過できてしまうんです。
あなたがしていなくても、相手が抜け道を見つけて年齢を偽っている可能性がゼロではないというのは理解しておきましょう。
マッチングアプリでサバを読む人の心理とは?
では、どうして厳重な審査に対抗してまで年齢詐称をする人がいるのでしょう?
サバを読みたくなる心理は人それぞれだと思いますが、ここではよくある理由を〇つ紹介します。
①年上/年下とマッチングしたい
最もよくある理由はこれです。
マッチングアプリでは年齢が近い人同士の方がマッチングしやすい傾向にあるので、自分と年齢が離れている人とマッチングしたくて、サバを読む人がいます。
とくに「年下の女性狙いの30代後半男性」と「年上の男性狙いの20代前半女性」が多いです。
②年齢のせいでなかなかマッチングできない
マッチングアプリには20代〜30代のユーザーが多いので、40代以上の人にとっては年齢がネックになってしまうんです。
さらに、ほとんどのマッチングアプリは年齢でフィルタをかけられるので、尚更マッチングが難しくなります。
このため、マッチング率を上げようと5〜10歳ほどサバを読む人もいます。
③身バレを防止したい
身バレ防止も年齢を詐称する理由の一つです。
マッチングアプリを利用していることを友達や会社の同僚などにバレたくなくて、年齢を偽っている人もいます。
また、遊び目的で利用していて、個人情報を隠そうとしている可能性もあります。
④18歳未満で登録できない
「出会い系サイト規制法」で解説したように、18歳未満の人はマッチングアプリに登録できないようになっています。
そのため、18歳未満でマッチングアプリを利用したい人が18歳以上と偽るケースがあるそうです。
知らなかったとしても相手が18歳未満だった場合は、「青少年保護育成条例」の対象になります。
地方自治体によっては多少内容が異なりますが、保護者の同意なく呼び出したり、淫らな行為を行ったりすると違反とみなされ、罰金などが課せられることもあります。
10代の相手と会う場合は、相手が18歳未満である可能性が否定できないと思ってください。
マッチングアプリで年齢詐称をすべきでない理由
①相手にバレたら終わり
年齢詐称は相手にバレたら終わりです。
それが1歳だろうが10歳だろうが年齢詐称は相手からすれば大きな裏切り行為です。
それまでどれほど良好な関係を築いていたとしても、たった一つの嘘で全て台無しになってしまいます。
年齢に限らず詐称して相手を騙すというのは、それほど相手の信頼を失う行為だと理解しておきましょう。
「バレなきゃいいじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、この先交際に発展して長期間一緒にいる中で嘘を隠し通すのは至難の業です。
何かの機会で身分証を見られるかもしれませんし、占いに行ってとっさに本当の生年月日を言ってしまうこともあるかもしれません。
年齢詐称がバレるシチュエーションは、意外と身近に転がっているんです。
②強制退会させられる
年齢詐称がバレると、その相手との関係が切れるだけでなく、アプリの運営に通報されてしまう可能性もあります。
実際に通報され、強制退会の措置が取られることも少なくないです。
強制退会させられた場合は、もちろん支払い済みの月額利用料などは返金されませんし、場合によっては同じスマホや身分証での登録が出来なくなるそうです。
「ペアーズ」であれば、冒頭で紹介した年齢確認が否認される項目の「Pairsに登録できない条件を含んでいる」に該当するというわけですね。
③場合によっては違法行為
相手の信用を失い、マッチングアプリを退会させられるだけならまだしも、最悪の場合、違法と評価され、慰謝料を請求されるケースもあるそうです。
一例として、ある弁護士によると、婚約後に年齢詐称が発覚した場合、約50万円程度の慰謝料を請求される可能性があるとのことです。
【出典】弁護士ドットコム|離婚・男女問題
結婚を前提とした交際を考えているのであれば、年齢詐称によって婚約破棄や慰謝料請求といった大きなトラブルにつながる可能性があることを頭に入れておいてください。
また、身分証を書き換えるのは「公文書偽造罪」にあたる可能性もあります。
判例から考えて、マッチングアプリに提出するためだけに書き換えた場合で、刑事裁判に発展する可能性はほぼ無いと思いますが、このような罪があることは知っておきましょう。
マッチングアプリで年齢詐称はすべきでない
以上の理由から、動機はどうであれ、あなたが真剣な恋愛をしたいのであれば、年齢詐称はすべきではありません。
仮に交際に発展しても、どこかで年齢詐称がバレて破局してしまえば元も子もありませんよね。
色々なリスクを背負って年齢を偽るくらいなら、あなたの年齢を受け入れて交際してくれる人を探すべきです。
年齢詐称している人に出会わないために大切な3つこと
ひと通り、マッチングアプリにおける年齢詐称について解説していました。
では、年齢詐称している人に出会わないためにはどうすればよいのでしょうか?
本人確認のある大手のアプリを使う
再三言いますが、大手のアプリは審査が厳しく、年齢を偽るのは難しいです。
年齢詐称している人に会わないために、本人確認のある安全度の高いマッチングアプリを利用しましょう。
少しでも安心して恋活をするためには、アプリ選びから慎重になることが大切です。
本人確認済かどうか確認する
本人確認のあるアプリは、相手のプロフィール欄から本人確認済みかチェックしましょう。
また、あらかじめ本人確認済みでフィルタをかけておくのもオススメです。
もちろん本人確認済みだからといって、必ずしも安全なユーザーとは限りませんが、被害のリスクは減らせます。
極力リスクを減らすために、アプリの機能は存分に活用していきましょう。
若さや歳を気にしすぎる人には注意
年齢詐称をしている人は若さや歳を過剰に気にします。バレていないか心配なのでしょう。
なので「私って若く見える?」などとしつこく聞いてくる人には要注意です。
年齢や見た目の話をしていないのに、わざわざこんなことを聞く必要はありません。何か後ろめたい気持ちがあるからこそ聞いてくるのです。
年齢詐称の疑いがあったらどうすればいい?
確認する方法は身分証を見せてもらうしかない
年齢詐称の疑いがある人と出会ってしまったときの見分け方は、はっきり言って身分証を見せてもらうしかありません。
生年月日を加工していたとしても、身分証本体を偽造している人は少ないので、免許証や保険証を見せてもらえば確認できます。
付き合い始めるときにはお互いの身分証を確認することをオススメします。
身分証を見せたがらない場合は、たとえ年齢詐称をしていなくとも、個人情報を知られたくない既婚者やヤリモクの可能性も出てくるので、警戒しましょう。
年齢確認があり安全度の高いオススメマッチングアプリ
最後にオススメの大手マッチングアプリを3つご紹介します。
以下の3つには年齢確認があるので、安心して恋活ができますね。
ペアーズ
「ペアーズ」は20代〜30代の比較的落ち着いた人が多く、真剣に恋活・婚活をしている人と出会えます。
趣味が同じ人が集まって会話を楽しめる「コミュニティ」という機能があります。
テーマは人気なものからマニアックな趣味まで揃っているので、共通の趣味から会話を広げやすいです。
タップル
「タップル」は10代〜20代のユーザーが多く、とくに若い人にオススメです。
「おでかけ」機能で理想のデートプランから相手を募集できるので、趣味や価値観の近い相手と出会いやすいのが特徴です。
年齢確認がないマッチングアプリ
ユーザー数上位のマッチングアプリの中で唯一年齢確認がないのが「Tinder」です。
Tinder
「Tinder」は全世界に5,000万人以上のユーザーを抱える、位置情報を利用したマッチングアプリです。
年齢詐称などのリスクはありますが、男女ともにメッセージが無料なのもあり、気軽に試せる・出会えるというメリットもあります。
マッチングアプリをとりあえず使ってみたいという人や、会うまでの手間を省きたいという方は試してみてもよいでしょう。
気軽な出会いを求めている人が多いので、結婚を前提とした恋活をしたい人にはオススメできません。
まとめ
今回はマッチングアプリにおける年齢詐称について解説しました。
近年の厳重な本人確認をかいくぐって年齢詐称をするのは不可能に近いです。
仮にできたとしてもこの先交際を続けていくうえで破局や通報などのリスクを追ってまで年齢詐称をするべきではありません。
実年齢のあなたを受け入れてくれる相手を探すべきです。
ただし、身分証の借用・改変など抜け穴を見つけて年齢詐称をしている人がいるのも事実です。
あなたがしないのはもちろんですが、相手もかならずしも実年齢とは限らないことは理解しておきましょう。
マッチングアプリは比較的年齢層が低いので、真剣にパートナーを探している人は結婚相談所などへ相談することも検討した方がいいかもしれません。
あなたが安全に恋活・婚活を進めて、素敵な人と出会えることを願っています。
マッチングアプリを通して数多の異性と知り合い、20代にしてアプリ界の表から闇まで知ってしまったマッチングアプリマスター。現在は理想の相手を見つけて落ち着いている。
コイタツでは自身の経験を基に、会話やデートのコツからトラブルへの対処法まで、皆さんの恋活・婚活成功に向けたコラムを発信中。